カードをポイント還元率だけでカードを選ばない理由

プリペイドカードやクレジットカードでは、利用に応じてポイント付与やキャッシュバックありますが、還元率だけで選んではいけません。

 

もちろんポイント還元率は重要ですが、それ以外にも確認しておくものが3点あります。

 

一点目は最低利用額です。

この最低利用金額は、ポイントを貯めて実際にポイント還元が行われるまでに利用しなければいけない金額のことです。

この金額が利用する額に対して大きいと、実際に還元されるまで時間がかかって意味が無いので確認しておく必要があります。

 

例えば、100円で1P付与されるポイントで、1000ポイントで1000円の買い物ができるカードがあったとします。

この場合、還元率は、1/100で1%、最低利用金額は、100円×1000で10万円になります。

 

一ヶ月に5万円の利用がある人なら、2ヶ月毎にポイント還元を受けられます。

しかし、一ヶ月に5千円ぐらいしか使わない人なら、20ヶ月ぐらいためないとポイント還元を受けられません。そういう人なら還元率が低くても、1Pからキャッシュバックのあるカードの方を選ぶのがいい場合があります。

というのも、還元を受ける前にポイントの有効期限がきて消滅してしまうこともあるし、自分の事情で解約することもあります。そんな場合、実際の還元率が0になることもあるからです。

 

なお、当サイトの一覧表には、最低利用額を記載しています。

カード発行型プリペイドカードの一覧表

 

二点目は、ポイント還元のための手間です。

案外、これを考える人は少ないのですが、カードによってはポイント還元の手続きが複雑なものがあります。複雑な手続きが求められると手間や時間がかかるし、面倒くさくなってしなくなる人もいるかもしれないのです。

 

例えば、ある電子マネーを利用しているのですが、この電子マネーのポイントを使って還元する場合、ポイントが一定量貯まるとそれを交換し、その交換したものをチャージして初めて使えるようになるものがあります。

慣れてしまえば、簡単にできるかもしれませんが最初は難しいし、特に高齢になってくると理解しにくいこともでてきます。

 

ポイント交換だけでなく、チャージや各種手続きなどは、シンプルになっているものを選んだ方がいいのです。

プリペイドカードの還元の場合には、自動的にキャッシュバックでチャージされるカードがおすすめです。自分は何もしなくても還元されるからです。

 

最後の三点目は、還元されるポイントが自分が欲しいものに変えられるものかです。

いくら高還元率でも、普段あまり行かないお店でしか使わないポイントなら価値がありませんね。

 

一番いいのは、購入時の値引きか、どこでも使えるキャッシュバック。

 

要らないポイントしかつかないカードは、捨ててしまいましょう。

 

 

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